久しぶりにいい映画を見たシロクマです!
5月16日フジテレビ「土曜プレミアム」で地上波初放送された映画「今夜ロマンス劇場で」。
モノクロ映画のヒロイン(綾瀬はるか)が現実世界に飛び込んできて、現実世界を生きる映画助監督(坂口健太郎)との恋を描くファンタジックラブストーリーだったのですが・・・。
いい映画でしたね~っ!!
前から気になっていた映画が地上波初放送され、今放送される意味がきっと「ソーシャルディスタンス」にあったんじゃないかと。
「今夜ロマンス劇場で」はソーシャルディスタンスの純愛だった
明日の夜放送される「今夜ロマンス劇場で」めっっっちゃ良かったからみんなに見てほしいー!
コメディなのかな?って思って見てたけど最後はぼろ泣きするくらいいいお話だった(*´-`) pic.twitter.com/68AzSuC07J— rico (@maukoto) May 15, 2020
「今夜ロマンス劇場で」あらすじ

「今夜ロマンス劇場」のあらすじを先にザザっと紹介します。
映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)が密かに想いを寄せるのは、通い慣れた映画館・ロマンス劇場の映写室で見つけた古いモノクロ映画のお姫様・美雪(綾瀬はるか)。
今は誰も見なくなったその映画を、毎日のようにくり返し見ていた健司の前に、ある日奇跡が起きる。
美雪が健司の目の前に突然現れたのだ。その日から2人の不思議な同居生活が始まった。
モノクロの世界しか知らない美雪にカラフルな現実世界を案内する健司。同じ時間を過ごす中で、2人は次第に惹かれ合っていく。
しかし、美雪にはある秘密があった。現実の世界に来るための代償で、人のぬくもりに触れたら美雪は消えてしまうのだ。
そんな中、美雪は映画会社の社長令嬢・塔子(本田翼)が健司に想いを寄せていることを知る。
好きだから触れたい、でも触れられない……。
この切ない真実に2人はどう向き合い、どんな答えを出すのか――出典元:今夜、ロマンス劇場で公式HP
「好きだから触れたい、でも触れられない。」
「人のぬくもりに触れたら消えてしまう運命。」

それがゆえに、ソーシャルディスタンスの切なくて愛おしい純愛を2人は選択します。
ハンカチ越しに手をつなぐ(健司青年時代)
「今夜、ロマンス劇場で」とてもよかった。
この手のファンタジーでメタ構造はないなと思ってたけど、それを跳ね返すほど綾瀬はるかの魅力溢れる作品だった。
また、ソーシャルディスタンスの確保が求められる今、この映画を観たことに意味があったなと思う。 pic.twitter.com/40ApH1J1eR— ボーダー (@steel_soul24) May 16, 2020
社長令嬢・塔子(本田翼)が健司に想いを寄せていることを知った美雪は、辛い時に手も握って慰めてあげられない自分と塔子を比べて、身を引こうとします。
でも、健司は「他の人じゃ意味がない。どんな映画よりあなたのことが好き。ずっと側にいて欲しい。」と懇願。
それを聞いた美雪が初めて健司のことを「おい、しもべ」ではなく、「ねぇ、けんじ」と呼ぶんです~。
そして、「その言葉だけで十分。だから最後に一度だけ抱きしめて。」という美雪の願いに対し、「白黒でも触れられなくても、あなたといたい!」と♡
で、美雪はいつものお姫様口調で「じゃ、ずっと一緒にいてやるか。」と(笑)
その後のデートで、ハンカチの端っこ同士を持ってソーシャルディスタンス手つなぎ!!
記念写真の撮影
「今夜、ロマンス劇場で」本日、地上波放送されますがdTVにて鑑賞🎬️映画の中の人が現実世界に現れるのはカイロの紫のバラを思い出しました。愛する人と触れ合う事が出来ないって切ないね😭オススメです👍️#今夜ロマンス劇場で #土曜プレミアム#綾瀬はるか#坂口健太郎#ソーシャルディスタンス pic.twitter.com/zDn1iJIcWz
— kawasaki (@yutakachanman) May 16, 2020
現実の世界で触れずに愛し合うことを決意した2人は記念写真を撮ります。
でも~、その距離がコレ。
はい、ソーシャルディスタンスです。
ロマンス劇場にも同じように男女が離れて写真を撮った記念写真が飾られていますが、それはロマンス劇場の館長さんの若かりし頃の写真。
館長さんも同じような経験をしていて、館長さんの愛しい女性は元の世界に戻ったのか、急に姿を消したんだそう(涙)
ガラス越しのキス
🧍♂️#ソーシャルディスタンス🧍♀️
▼#映画 『今夜、ロマンス劇場で』https://t.co/2JfUsnFpiK
監督:#武内英樹 脚本:#宇山佳佑
出演:#綾瀬はるか #坂口健太郎 #加藤剛
🎦 © 2018 「#今夜ロマンス劇場で」製作委員会 pic.twitter.com/XQMAnRsTDQ— Ken Sugar🌏 (@ken_sugar) April 19, 2020
こんなにも愛してるのに手も握れない。
キスもできない。
優しく頭をなでることもできない。
抱き合ってぬくもりを感じることもできない。
普通の両想いの男女なら出来て当たり前のことを絶対にしてはいけない美雪と健司は、愛しそうにガラス越しにキスをします。
手作りのお弁当を健司の元へ届けると、間違って触れてしまわないようにサッと身を避け、そしてガラス扉のガラス越しにそっとキスを。
ハンカチ越しに手をつなぐ(健司老年時代)
クズでごめんなさい。
こんな事を思いました。ここで一言。
ソーシャルディスタンス!#今夜、ロマンス劇場で#今夜ロマンス劇場#土曜プレミアム pic.twitter.com/hjwVjnzSM8— fUUyAN (@dance_829) May 16, 2020
時は何十年も経ち、映画の中から飛びだした美雪は年を取らず、現実の世界に生きる健司だけが年を取っていました。
その現実に切なさを感じずにはいられませんでしたが、変わらずハンカチ手つなぎをする様子がまたほほえましくもあり。
病院の待合室
この時期に「今夜、ロマンス劇場で」をやる意味はこれだったのか…?ソーシャルディスタンスだからか???触れられなくても愛せるぞ的な意味なのか????愛しいなら触れるな的な🥺🥺🥺??? pic.twitter.com/EVHtB1ICAi
— ちこり🐸 (@chikoriiii) May 16, 2020
健司は体を壊し病院へ入院します。
映画の冒頭で看護師が「転んでも手も差し出さない孫娘がお見舞いに来るけど、どうせ金目当てなんでしょ。」という場面があります。
この伏線がココで回収されました~。
転んでも手を差し出さない孫娘は美雪だったのです。
手を差し出したくても自分が消えてしまうからできないのです。
なので、病院の待合室でもこのようにソーシャルディスタンスを保ちます。
コロナ禍の今、「今夜ロマンス劇場で」を見て思うこと
映画の出だしはコメデイタッチだったので、まさか映画のエンディングがこんなにも泣けるものだとは微塵も想像せずに見たんですよね。
美雪と健司の境遇を想って泣けるのも勿論ありますが、きっとコロナ禍の今だから、私たちが今いる境遇とも重なって感極まるものがあるのだと思います。
まとめ
【「今夜ロマンス劇場で」はソーシャルディスタンスの純愛だった】についてご紹介しました。
今夜ロマンス劇場での地上波初放送は、コロナとかソーシャルディスタンスとか、今の日本の状況とは全く関係なくの放送だったとしても、それぞれ抱える境遇で感じるモノがたくさんある映画だと思います。
会えなくても、触れ合えなくても相手を思いやるというのは、言うほど簡単じゃありません。
でも、触れ合えないまま別れるなんてことがないよう、緊急事態宣言の解除が行われた地域がドッと出た今、今一度気を引き締めて個々が気を付けていかなければと思わせてくれる。
そんな「いい映画」でした。

見損ねた方は、ぜひお勧めしたい映画です☆
https://www.fujitvgallery.com/konyaromansu-vod/
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